今回はビジネスにおけるアニメーション動画についてお話をさせていただきます。
最近はYouTubeやTwitterといったSNSの普及によって、あなたもアニメーション動画による広告を目にする機会が増えたのではないでしょうか?
これは言い換えると、それだけ多くの企業がアニメーション動画に効果があると判断して、PR用の広告として採用しているということです。
実際アニメーション動画を上手く活用することができれば、以下のような効果があります。
- 「集客力」の向上
- 「コンバージョン率」の向上
- 「ファン(リピーター)」の獲得
そこで今回はビジネスにおけるアニメーション動画について、詳しく解説をしていきます。
「メリット」や「外注するときの相場」、そして「効果的なアニメーション動画を制作するポイント」をお話ししていきますので、ぜひ参考にしてください。
アニメーション動画ってどんなもの?
アニメーション動画とは読んで字のごとく、アニメーションによる動画のことです。
口で説明するより、実際に見ていただいた方が早いですね。
こちらは弊社が「商品PRアニメーションの有用性」について知ってもらうために「VYOND」というツールで制作したアニメーション動画です。
いかがでしょうか?
わずか1分ていどの動画ですが、内容がスッと頭に入ってきませんか?
1分と言うと、テレビ番組のあいだに流れるCM枠ていどの短い時間です。
そんな短い動画なので、「何気なくSNSを見ていて、ふと気になったから動画を見てみる」ということも気軽にできてしまいます。
そして、そんな短い時間でも伝えたいことをしっかり伝えられるのがアニメーション動画の強みなんです。
ビジネスにおけるアニメーション動画のメリットとは?
アニメーション動画をビジネスで活用することには、以下のようなメリットがあります。
- 情報が伝わりやすい
- 人の感情を動かすことができる
- 親しみを持ってもらえる
- 印象に残りやすい
- SNSで活用できる
それぞれどのようなメリットなのか、詳しく解説していきますね。
アニメーション動画のメリット1.
情報が伝わりやすい
アニメーション動画には、文章や言動よりも情報が伝わりやすいといったメリットがあります。
それこそ、「1分間の動画は、Webページ3600ページ分相当の情報量を伝えることができる」とさえ言われているほどです。
さらにアニメーション動画は、言語だけでは表現しにくい無形サービスの強みを上手く説明することができます。
たとえばコンサルタントやカウンセラー、士業といった「人」自体に価値があるビジネスモデルですね。
また、SaaS等のITサービスや、まだ存在しない画期的な新サービスなど、実写動画には映らない機能や価値も、アニメーション動画であれば的確に表現できます。
そういう説明が難しい商品(サービス)の魅力を正確に伝えたいときにこそ、アニメーション動画は力を発揮するのです。
アニメーション動画のメリット2.
人の感情を動かすことができる
文章や音声に比べて人の感情をより動かすことができる、というのもアニメーション動画のメリットです。
それを表す「メラビアンの法則」というものがあります。
カリフォルニア大学のアルバート・メラビアンという心理学者が提唱し、人に与える影響度を以下のような数値で表した法則です。
情報の伝え方 | 影響度 |
言語情報(単純な言葉の意味) | 7% |
聴覚情報(声の質や大きさ、早さ、トーン、会話) | 38% |
視覚情報(しぐさ、見た目) | 55% |
たとえば今お読みいただいているこのブログは、動画リンクや画像部分を除けば「言語情報(7%)」のみで情報を伝える媒体です。
それに比べアニメーション動画は、「言語情報(7%) + 聴覚情報(38%) + 視覚情報(55%)」のすべてを使って情報を伝える媒体だと言えます。
つまり、それだけ人に影響を与えることができる媒体だということです。
そして人に影響を与えられるということは、それだけ商品を購入してもらうことができるということを意味しています。
実際、LPやWEB(動画)広告にアニメーションを挿入・使用した結果、クリック率やCV率が上がったという事例は多いです。
たとえばバナー画像広告のクリック率が0.11%なのに対して、動画広告は0.42%と4倍近くの数値になったというデータもあります。
さらに「eToro」というFXトレード用プラットフォームを提供している企業が行ったA/Bテストでは、静止画だけのLPより動画を埋め込んだLPの方が32%CV率が向上したそうです。
こういった事例もあることから、自社の商品をPRしたい場合、文章だけで伝えるよりもアニメーション動画で伝えた方が効果的だと考えられます。
アニメーション動画のメリット3.
親しみを持ってもらえる
アニメーション動画は人に親しみを感じさせることもできます。
とくに日本人はアニメが好きな国民性なので、国内向けのマーケティングであればより効果性が高いです。
ビジネスを行ううえで、「お客さまに親しみを持ってもらう」ということには、非常に大きな意味があります。
親しみを持ってもらえれば数ある商品の中からあなたの商品を選んでもらうことができますし、さらに親しみを持ち続けてもらえれば、そのままファン(リピーター)になってもらえるからです。
だからこそ多くの企業が多額の予算を組み、テレビCMを使ってPR動画を流しているわけですね。
アニメーション動画のメリット4.
印象に残りやすい
アニメーション動画には、印象に残りやすいというメリットもあります。
ストーリー性があり、さらに視覚や聴覚を刺激するものなので、記憶に残りやすいのです。
あなたもたった15秒ていどのテレビCMがやたらと頭に残るという経験をしたことがないでしょうか?
あなたの商品を覚えてもらうことができれば、それだけ成約につながる可能性も高まります。
アニメーション動画のメリット5.
SNSで活用できる
アニメーション動画はSNSで活用することもできます。
とくに最近は動画を投稿できるSNSも増えてきました。
もしあなたがSNSをよく利用しているなら、ここ数年で動画広告を目にする機会が大幅に増えたのではないでしょうか?
SNSの拡散力とアニメーション動画を上手く組み合わせれば、あなたの商品の認知度を大きく上げることができます。
アニメーション動画制作ツールでの自作は効率が悪い
アニメーション動画制作ツールは豊富にあるので、やろうと思えば自作すること自体は可能です。
しかし、ビジネス用途のアニメーション動画の場合、自作はおすすめしません。
その理由は2つあります。
- 時間がかかる
- ポイントを押さえないと効果が出ない
アニメーション動画制作ツールが充実しているとはいえ、素人がそれなりのものを自作しようと思えばどうしても時間がかかってしまいます。
なぜなら動画制作ツールを使って動画を作るにしても、最低限の質を担保するためには訓練が必要になってくるからです。
もしあなたが動画制作スキルを身につけたいというのなら話は別ですが、そうでなければ無駄に時間をかけるのは得策ではありません。
そしてもう1つ、自作をおすすめしない理由として、アニメーション動画はポイントを抑えて制作しないと効果が出ないということが挙げられます。
アニメーション動画は、ただ制作すれば良いというわけではありません。
とくにビジネスで結果を出そうという場合、重要なポイントをしっかりと抑えないと、ものの役に立たない動画になってしまうのです。
以上の2つの理由から、アニメーション動画の自作はおすすめしません。
効率を考えるなら、アニメーション動画制作は外注した方が無難ですね。
アニメーション動画制作を外注するときの種類と相場
アニメーション動画制作を外注する場合の相場は、動画の種類別に以下のとおりです。
種類 | 相場 | 特徴 |
スライドショー | 10万円~30万円 |
写真や画像を組み合わせ、スライドさせていく動画です。 簡単なプレゼンなどでよく使われます。 |
モーショングラフィック | 30万円~200万円 |
簡単なイラストに動きや音を加えた動画です。 シンプルにわかりやすく情報を伝えることができ、コスパも良いです。 |
会話劇 | 50万円~100万円 |
キャラクターに会話をさせる動画です。 インパクトが強く、親近感も与えやすいのが特徴です。 |
ホワイトボードアニメーション | 50万円~100万円 |
ホワイトボードに文字やイラストを描いていく動画です。 ユーザーを惹き込みやすく、SNSの動画広告でよく見かけます。 |
パラパラ漫画 | 80万円~150万円 |
パラパラ漫画をそのまま動画にしたアニメーションです。 ストーリーに惹き込みやすいといった特徴があります。 |
3Dアニメ | 300万円~ |
3D技術を使ったアニメーションです。 資金や手間がかかる分、高品質なものができあがります。 |
フルアニメーション | 300万円~ |
いわゆるテレビアニメや映画のような本格的なアニメーション動画です。 お金はかかりますが、質は最高級となります。 |
〇スライドショー
〇モーショングラフィック
〇会話劇
〇ホワイトボードアニメーション
〇パラパラ漫画
〇3Dアニメ
〇フルアニメーション
※こちらで紹介している動画には弊社の制作物ではないものも含まれます。
ちなみに弊社では「モーショングラフィック」と「ホワイトボードアニメーション」の制作を行っています。
この2つは情報をシンプルにわかりやすく伝えることができ、さらにコスパも良いのが特徴です。
さらに弊社では、初回限定で動画制作を25万円と相場以下の価格でやらせていただいています。
初回限定特別価格の本数には限りがありますので、商品PRアニメにご興味があれば、ぜひ以下の紹介ページをチェックしてみてください。
アニメーション動画制作でもっとも重要なポイント
アニメーション動画をビジネスで活用しようとする場合、もっとも重要なポイントは映像の質ではなく「シナリオ」と「動画の運用方法」です。
アニメーション動画がどれだけ情報を伝えることに優れたものであっても、そもそも伝えるべき情報を間違えてしまえばなんの意味もありません。
さらに動画を適切に運用することができなければ、いくら良いアニメーション動画でも宝の持ち腐れとなってしまうのです。
動画制作を請け負う業者の中には、シナリオや活用方法の重要性を理解せず、ただ見た目がきれいなだけのものを提出してくるところも少なくありません。
そのため、自作するときはもちろん、制作を外注するときにも、シナリオや活用方法が重要だというポイントは抑えておくべきです。
シナリオが綿密に設計されていることが前提となりますが、もう一つ抑えておきたいのは、アニメーション動画と非常に相性がいいのがLP(ランディングページ)だということです。具体的なメリットは以下の記事で解説しています。
一言でいうと、他社のLPと差別化でき、WEBからの問合せを増加させることができます。
ちなみに弊社では確かなマーケティング知識のもと、LPを作るときと同じように丁寧なヒアリングを行い、そのうえでしっかりと商品の魅力が伝わるシナリオをご提案することができます。
さらに知識を活かして、HPの配置やSNS運用、広告出稿といった動画の効果的な運用方法についてもアドバイスさせていただくことが可能です。
もしアニメーション動画による商品PRにご興味があれば、ぜひ1度以下の紹介ページをチェックしてみてください。
弊社がシナリオにこだわって制作した動画も事例として載せていますので、参考にしていただけるはずです。
【まとめ】アニメーション動画はビジネスにおける効果性が非常に高い
今回はビジネスにおけるアニメーション動画の有用性について解説をさせていただきました。
アニメーション動画を上手く活用すれば、「集客力の向上」、「CV率の向上」、「ファン(リピーター)の獲得」など、さまざな面で効果を発揮することができます。
ただし、アニメーション動画の効果を十分に発揮するためには、「シナリオ」と「動画の運用方法」が非常に重要です。
いかにアニメーション動画が情報を伝えやすい媒体であると言っても、その伝える内容が適切でなければ意味がありません。
さらに言えば、いかに素晴らしいアニメーション動画を制作しても、上手く運用することができなければ効果は出せないのです。
そこで弊社では、ただきれいなアニメーション動画を制作するのではなく、お客さまの目的に合わせた最適なシナリオを構築し、さらにアニメーション動画の効果的な運用方法までご提案させていただいています。
商品PRに最適なアニメーション動画をお求めの場合は、ぜひ1度弊社にご相談ください。