今回はWeb集客をするうえで必須とも言える「LP(ランディングページ)」と「LPのWeb広告運用」について解説をしていきます。
ここ数年~十数年で、自社HPやSNS経由で商品を売る企業や個人事業主が非常に増えてきました。
時代の変化とともに、ブログ、facebook、YouTube、などが登場し、今では一言でWeb集客と言っても、さまざまな媒体があります。
しかし、どのようなWeb媒体であっても使われ続けてきたのが今回紹介するLPです。
もしあなたがWeb経由で集客を行おうとしているなら、LPは必須と言っても過言ではありません。
とくにWeb広告に経費を使おうとしているなら、その前に必ず今回の記事をお読みいただき、LPとは何なのかについて知っておいてください。
LPを使うのと使わないのとでは、下手をするとWeb広告の費用対効果が数倍~数十倍も変わってきてしまうからです。
今回の記事を読んで、ぜひ効率の良いweb集客を行ってください。
LP(ランディングページ)とは?
LP(ランディングページ)とは、検索エンジンやWeb広告などからHPに訪れたユーザーが最初にアクセスするページのことです。
ただマーケティングの世界では、ユーザーの「購入」や「登録」といった行動を促すためのWebページのことを意味します。
ビジネスをするうえでLP(ランディングページ)という言葉を使うときは、後者のことを指すのが一般的です。
なので今回の記事でも、「LP = ユーザーの行動を促すためのページ」として説明をしていきます。
あなたはWebページを閲覧していて、以下のようなページを見たことがありませんか?
画像引用:やずや発芽十六雑穀
こちらは見ていただければ分かるとおり、「発芽十六雑穀および関連する商品」を売ることに特化したWebページです。
逆に言うと、それ以外の役割は一切持っていません。
このように、1つの目的に特化して作られているのがLPです。
基本的に「集客用のページ」と「成約(コンバージョン)用のページ」は、明確に分けて考えなければいけません。
「会社案内用のHP」と「集客用のブログ」と「成約用のLP」はまったくの別物なのです。
これを混同してしまうと、中途半端で誰にも刺さらないWebページになってしまいます。
このあたりを理解していないWeb制作会社も多いので、HP制作を外注する場合は注意が必要ですね。
またWeb集客を行う場合、集客用のページよりも成約用のページ(LP)の方が重要度は高いです。
というのも、いくら大人数を集客できても、最終的にユーザーに購入や登録といった行動を起こさせることができなければ、なんの意味もありません。
逆に少数しか集客できなくても、LPさえ優秀であれば利益を出すことができます。
たとえば成約率が10%のLPがあれば、たった10アクセス集めるだけで商品が1つ売れるという計算です。
ちなみにLPが優れていた場合、もっとも簡単に利益をあげられるのがWeb広告です。
Web広告は単純な仕組みで、商品を1つ売るための広告費よりも客単価が勝っていた場合、広告を回せば回すほど利益が増えていきます。
たとえば、「1クリック100円の広告で10万円の商品を売る」というケースを場合を考えてみてください。
1万クリックに1回しか商品が売れなければ、1つ商品を売るのに広告費が100万円かかってしまいます。
しかしLPを制作し、100クリックで1商品売れるようになれば、1万円の広告費で10万円の商品が売れるようになるのです。
「1万クリックないと売れないものが100クリックで売れるようになるのか?」と思われるかもしれませんが、LPを制作すればそれくらいの差は十分に出る可能性があります。
(実際、商品が優れていて集客もできているのにLPが悪いせいで1つも商品が売れない、という事例もザラにあります)
そして、10万円の商品が1万円の広告費で売れるようになれば、あとは広告を回し続けるだけで利益がどんどん膨らんでいくという仕組みができあがるわけですね。
このようにLPが優れてさえいれば、Web集客の効果性を大きく上げることができるのです。
Web広告出稿より先にLPが必要
Web集客の方法として非常に優れたWeb広告ですが、経費を投入する前にLPを作成しておく必要があります。
なぜなら前述したとおり、LPのあるなしによって、Web広告の費用対効果が大きく変わってくるからです。
たとえばWeb広告に出稿してからLPを制作するというフローだと、LPがない間の広告費が大きく効果性を下げてしまいます。
言ってしまえば、その間の費用を無駄にしてしまうということです。
この無駄が出ないよう、LPは広告運用前に用意しなくてはいけません。
また、LP制作にしっかり経費をかけるということも同じく重要です。
広告費を残そうとするあまりLPを安価で作りたがる人は多いのですが、それだと成約率が下がってしまうため、広告を回せば回した分だけ、結局損をしてしまいます。
広告運用をするときは広告費にばかり気を取られるのではなく、LPの重要性についてもしっかり理解しておいてください。
LPを広告運用するときの方法
LPを使って広告運用する場合、以下のような方法で進めると効率が良いです。
- 出稿する広告を決める
- 効果性を測定する
- LPや広告運用の改善を行う
Web広告はとりあえず出稿しておけば良いというものではありません。
出稿先やLPによって結果は変わってくるので、効果測定や改善が必要となります。
そのあたりについて、詳しく解説をしていきますね。
LPを広告運用するときの方法1.
出稿する広告を決める
まずは、どの「媒体」にどのような「種類」の広告を出稿するかを決める必要があります。
媒体によって利用ユーザー層が変わってきますし、目的別に広告の種類も検討するべきだからです。
とくにどの媒体に自社のターゲットがいるのかは、しっかり検討しておいてください。
たとえ利用者が多いWeb媒体であっても、自社のターゲットとなる層がいなければ意味がありません。
ちなみに、有名どころのWeb媒体の特徴は以下のとおりです。
日本の半数以上が使っている検索エンジンで、とくにスマホユーザーに利用されている | |
Yahoo! | 日本の半数以上が使っている検索エンジンで、とくに40代以上のPCユーザーに利用されている |
中高年や企業の利用者が多い | |
幅広い属性のユーザーがいるが、とくに若い世代が多い | |
以前は若い女性が中心だったが、今ではそれ以外のユーザーも増えてきており、幅広いユーザーが存在している | |
YouTube | 動画配信サイトとしては圧倒的なユーザー数を誇り、幅広い世代が利用している |
さらに広告の出稿方法にも、以下のような種類があります。
リスティング広告 | GoogleやYahoo!といった検索エンジンの上位に表示される広告 |
ディスプレイ広告 | サイトやアプリの広告枠に表示される広告 |
リターゲティング広告 | 1度自社サイトに訪れたユーザーに対して表示される広告 |
アフィリエイト広告 | アフィリエイトサイトに掲載し、紹介者経由で指定したアクションが発生するたびに課金される広告 |
純抗告・バナー広告 | あるサイトの広告枠を買い取って使用する広告 |
記事広告 | 既存のサイトで自社商品のPR記事を掲載する広告 |
動画広告 | 動画を配信して商品の情報を伝える広告 |
SNS広告 | Twitterやfacebook、InstagramといったSNSに掲載される広告 |
リワード広告 | ウェブメディアやデータベースに自社のページを掲載する |
どの媒体に自社のターゲットがいるのか、どのような種類の広告が効果的なのか、ということは、広告を出稿するよりも先に調査しておきましょう。
場合によっては、LPもWeb媒体や広告の種類に合わせて制作、改善していく必要があります。
LPを広告運用するときの方法2.
効果性を測定する
広告を回し始めたら、効果性の測定を行います。
各媒体における広告の効果性については、それぞれの管理画面で行うのが基本です。
どれくらいのアクセスがあるのか、そこからどのくらいLPへのリンクを踏んでいるのか、といったことを確認することができます。
また、LPの効果測定も必要です。
とくに成約率についてはしっかり確認しておいてください。
要は、LPへのアクセス(広告費)がどれくらいあれば1件成約するのか、という数字ですね。
あとはヒートマップというツールを使えば、「LPを訪れたユーザーがどのような動きをしているのか」を確認することができます。
どこの文章がよく読み込まれているのか、どこまでスクロールして離脱する人が多いのか、どのボタンがクリックされやすいのか、といったことを可視化することができるのです。
有名どころとしては、以下のようなツールがあります。
LPの効果性を確認するうえで非常に便利なツールなので、ぜひ導入を検討してみてください。
LPを広告運用するときの方法3.
LPや広告運用の改善を行う
効果性を確認したら、LPや広告運用の改善を行います。
たとえばLPへのアクセス自体が少ないようなら、広告媒体を見直したり、ターゲットを見直したりする必要があります。
もしくはLPからの成約率が悪いようなら、LPを修正したり、オファー自体を見直したりしなければいけません。
LPを広告運用するうえで、PDCAを回すことは非常に重要です。
改善と実践を繰り返し、より費用対効果を高めていきましょう。
LP制作の相場
LP制作を外注する場合の相場は、正直なところピンキリです。
ただ金額によって、レベル感の違いはあります。
10万円以下 |
実績の少ないフリーランスに依頼する場合の相場です。 デザインは期待できません。 ライティングスキルについてレベルが高い人は少ないです。 |
10万円~30万円 |
それなりに実績のあるフリーランスや中小規模の企業に依頼する場合の相場です。 10万円以下で依頼する場合と比べるとあるていど実績があるライターを起用することができるため、それなりに効果性を期待できます。 デザインについては基本期待できません。 |
30万円~50万円 |
多くの実績があるフリーランスや、それなりの実績がある中小規模の企業に依頼する場合の相場です。 多くのLPを手掛けている人や企業に依頼することができるため、ライティング、デザインともにそれなりのクオリティのものがあがってきます。 ただあるていど大きな企業だとライターが複数人いるところもあり、スキルのバラつきからクオリティが安定しない場合もあります。 |
50万円以上 |
実績の多い中小規模の企業か、もしくは大手企業に依頼するときの相場です。 ライティングもデザインも一定以上のクオリティを期待することができます。 |
※スマホ対応ページを作るさいは別途料金がかかる場合があります。
基本的には高額な方が優れたLPができあがる可能性は高いですが、「価格 = 実力」と必ずしも言い切れるわけではありません。
制作事例を見たり、ヒアリングを受けたり、もしくは信頼できる人から紹介をしてもらったりして、優秀な外注先を見つけ出す必要があります。
ちなみに経験上、ヒアリングが上手い外注の場合は、価格の割に良いLPがあがってくる可能性が高いです。
LP×アニメーション動画で効果性UP!
LPは「アニメーション動画」と相性が良いです。
LPの中にこのような動画を入れ込むことで、より多くの情報をわかりやすく伝えることができ、さらにユーザーの目を惹くことができます。
LPは多くの情報を伝えるために縦長のページになることが多いのですが、最近は若者の活字離れも進んでおり、縦長のページにうんざりする人も増えてきました。
実際、ターゲットや商品によってはあえてLPを短くした方が成約率が上がることもあります。
そこでアニメーション動画を組み込めば、短くても伝えたい情報をしっかり伝えることができるLPにすることが可能です。
もしくは縦長のLPであっても、動画を差し込むことでメリハリをつけ、より読み込んでもらえるようになります。
活字離れが進み、逆にYouTubeなどの影響で動画に親しみを持つようになった現代人にこそ、アニメーション動画は刺さるのです。
ちなみに弊社では、LPの制作サービスとアニメーション動画の制作サービスをご提供しています。
マーケティングの知識を活かし、ていねいなヒアリングを行うことで、より商品が売れるLPを制作することが可能です。
LP制作については、以下のお問合せフォームからなんでもご質問ください。
また、アニメーション動画に興味があれば、ぜひ1度以下の紹介ページをチェックしてみてください。
弊社が制作した動画も事例として載せていますので、“商品の魅力がより伝わる”ということをご理解いただけるはずです。
【まとめ】広告運用にLPは必須!
今回は「LP(ランディングページ)とはなんなのか?」ということと、「LPのWeb広告運用」についてお話をしてきました。
Web集客において、もっとも重要なのがLPです。
どれだけ人を集めることができても、LPがなかったり質が悪かったりすると、商品は売れてくれません。
逆にLPが優れてさえいれば、少ししか人を集められなくても商品はどんどん売れます。
そして、優れたLPをもっとも効率的に運用できるのがWeb広告です。
「1商品売れるまでの広告費 < 客単価」という構図を作ってしまえれば、あとは広告をかけ続けるだけで簡単に利益が膨らんでいきます。
もちろん商品やサービスによって向き不向きはありますが、「LP × Web広告」はもっとも優れたWeb集客の手法の1つであると言えるでしょう。
ちなみに弊社では、LPの制作サービスとアニメーション動画の制作サービスをご提供中です。
今回の記事でも説明しましたは、優れたLPと情報を伝えやすいアニメーション動画は相性が良く、組み合わせることで効果性を大幅に上げることができます。
また弊社は普通の制作会社と違い、マーケティングの知識も豊富です。
そのためあなたのビジネスに合った効果的なLPの制作はもちろん、適切な運用方法までご相談いただくことができます。
もしご興味や質問などがあれば、ぜひ以下からご気軽にご連絡ください。